乳がんと妊娠と大切な家族
今日は、とってもデリケートな話題。
これを考えると、すごくナイーブになります。
それは妊娠・出産について。
31歳という今の年齢と長い治療計画の狭間で、「妊娠」や「出産」についてすごく考えることがあります。
まだ自分自身の考えがまとまってないので、文章ぐちゃぐちゃだったらスミマセン…。
これもリアルタイムな乳がん患者の頭の中だと思っていただければと思います。
まず。
私の治療プログラムはコチラ。
FEC~ホルモン療法が終わるまで、約7年くらい?
順調にいけば、年齢的には37~38歳くらいで終わる予定です。
ここで、「妊娠」を考えるとどんな作戦が立てられるか、ちょこっとだけ先生に相談したことがあります。
(まだ外来受診の時だったので、深い話しはしてませんが…)
その時に聞いた作戦は大きく分けて2つ。
妊活作戦1
まずはコチラ。
術後、ハーセプチンとホルモン療法を同時にせずに、まず先にハーセプチンだけ終わらせて妊娠を試みる作戦!
この時に生理があるのか、また子宮の状態は安定しているか、私自身の体力はあるか?
もちろん、妊娠に向けて体が整ってるかが大切になります。
年齢的には33歳くらい。
この時期を逃すと5年のホルモン療法が開始するので、ここで1度頑張ってみたいと私は思う。
ただ、『治療を遅らせて妊娠を試みる』ということが、支えてくれている家族やパートナーにとってどれだけ負担になるか計り知れません。
先日、ダックとこの話題について話し合いました。
彼の願いは「一日でも早く完治してほしい」。
それだけです。
卵子凍結のために1ヶ月がん治療を遅らせたこともすごく心配してくれたくらい。
本当に嬉しい言葉。
でも、少ないチャンスを逃したくない。
そんな気持ちと交差して、混乱します。
また、「治療を遅らせてまで自分を生んでくれた」ということに、果たして生まれてきた子供は幸せを感じるのだろうか…。
それは、「生みたい」という私のエゴなんじゃないだろうか。
もし再発なり体調悪化したとき、子供はどのように感じ、どのように受け止めるのか。
愛する人との子供がほしい。
とてもシンプルなことなのに。
昔は大人になれば当たり前に生めるものだと思ってた。
不妊治療で頑張ってる方と話したり、こうして自分が患者の立場になってはじめて、「当たり前」でないことに気付いた。
もちろん、出産するからには親の責任があります。
生んではい終わり。じゃない。
そこから子育てが始まり、きちんと育んで行かなければなりません!
出産後の体調や病気の状態が未知なので、どのタイミングを「良し」とするのか本当に悩む…。
妊活作戦2
長くなりましたが、
もう一つの作戦はコチラ。
すべての治療が終わってから、妊娠を試みる作戦。
最短で治療を終わらせて妊活を。
ただ、ホルモン治療で5年間強制的に閉経になってから生理が戻ってくる保証はない。
治療後、だいたい1年は妊娠を控えた方がいいと先生から言われてる。
年齢的にも高齢出産にさしかかってる。
こちらの作戦は私にとって、かなり不安な要素が多いんです…。
どちらの作戦を取っても、BESTはないような気がして落ち込むことがあります。
「たら」「れば」で物事を考えると何もできませんが…。
「出産」という選択をすると、もれなく子供・家族・パートナーに何らかの負担がかかってしまうとすら感じでしまう。
『ちゃんと出産して、子供も私も健康的に過ごしてやる!!』
って前向きに考えたいけど、今はユラユラ揺れ動いてます。
『私は何と言われようと子供を生むんだ!!』
と、5年間のホルモン治療をお断りされた方のお話しを聞いたこともあります。
ただ、いろんな状況を考えるとまだ私にはその大胆な決断ができない~。
予定通りだと今年の年末には手術が終わります。
その後の治療作戦を考えるのは、思ったより先のことではありません。
ユラユラ。ユラユラ。
私だけの問題だったら何でも決断できる。
でも、生まれてくるかもしれない新しい命と大切なパートナー・家族が関わると、いろんな考えや想いが入り組んで混乱してしまう。
同じような経験のある方は、どのようにして乗り越えてこられましたか!?
とってもデリケートなこと。
限られた時間の中で、しっかり話し合わなきゃ。