父
1月18日、父が急逝したため、バタバタと関西に帰っていました。
倒れたとの連絡を受けてから、あっという間の出来事で、今ようやく落ち着いたところ。
うちの家庭はちょっと複雑で、私は20年近く父と一緒に住んでいなかったので、正直どんな気持ちで送り出せばいいのかよく分からなかったけれど、
中学3年生まで残っている父との思い出をポツリポツリと思い出してるうちに、涙が止まらなくなりました。
私の乳がんが発覚したとき、母から連絡したらしいのですが、
『今は治療費がかかるだろうから』と
子供達のために貯めていた貯金の一部を振り込んでくれたらしい。
そんな父親らしい部分がまだ残っていたなんて。
「いつかありがとうを言おう」
「いつか治療が落ち着いて元気になったよって伝えよう」
「いつかいい人とめぐり会えたよって報告しよう」
いつか、いつか…
長年連絡を取っていなかった恥ずかしさや、今さら何て言えばいいか分からないもどかしさで、
「いつか」
と思っているうちに父は亡くなってしまいました。
まさか、こんなに早く逝くなんて思ってなかった。
乳がんになったときに、「後悔のない人生にしたい」って決めたのに、こんなにすぐ後悔がやってくるなんて。
でも、一番ツライのは母。
これからは、もっともっとしっかり母を支えてあげなければ!
バタバタといろいろ大変だったけれど、久しぶりに遠く離れた一家が集まれて、みんなで父を送り出してあげられたのは唯一よかったかな。
孫たちも全員来てくれたしね。
お父さん、いつも反抗期娘のことを想ってくれて、ありがとう。
ゆっくり休んでね。