新婚33歳。乳がんなんて聞いてないよ!

31歳で乳がんになり、33歳で結婚。不妊治療や副作用対策、美容のことなど、自由にそして赤裸々に更新中!

1回目の挑戦 乳がん後の妊娠・出産への道

久しぶりの大号泣

最初



先日、旦那が運営するボディケアスタジオで、体の専門家である作業療法士さんが主催する、一般のママ向けの「産前・産後セミナー」がありました。

私も少し設営をお手伝いして、せっかくだからセミナーを聞くことに。

 

そのセミナーでは、

・産前にしておくべき体のケア
・妊娠したら、女性ホルモンにどんな変化が起こるか
・妊娠中にできるママと赤ちゃんのためのセルフケア
・産後の骨盤のゆがみの改善方法

などなど、かなり盛りだくさんの内容だったのですが…

 

セミナーを半分くらい聞いたところで、急に胸がしめつけられるような感覚に襲われて、その場にいてられなくなり、別の部屋に移動しました。

 

言葉で言い表せない感情がグルグルと回って、涙がボロボロ止まらない。

これ、抗がん剤中でメンタルが不安定な時に襲って来た感情と似てる!

 

妊娠・出産のことに関しては、もう悲しい感情は克服して、前向きに妊活について考えられているとばかり思っていたけれど、自分でも気付かない深層心理の部分で、まだまだ弱っちい部分が残っていたみたい。

 

産前・産後セミナーで、出産に関わるお話しを聞いているうちに、

 

「みんなは無事に妊娠できてうらやましいな」

「私だって、今すぐ妊活したいのにな」

「でも、ホルモン療法を中止して、リスクを覚悟するのは本当は恐い」

「今まで抑えていた女性ホルモンが一気に分泌されて、もし再発・転移したら…」

「妊娠したとしても、子供に何か影響があったら…」

「こんな訳ありの嫁と結婚してもらって、旦那に申し訳ないな」

「なぜ私はこんな運命をたどらなきゃいけないんだろう」

なぜ?なぜ?なぜ???

そんな感情が湧き出てきて、久しぶりの大号泣でした。

 

友達の妊娠報告も心から喜べるようになったし、

赤ちゃんだって抱けるようになった。

 

もうすっかり妊娠しにくい体であることを受け入れたはずだったのになぁ。

 

久しぶりの不安定な感情のビッグウェーブに、自分自身が一番驚いていました( ó╻ò)

 

ひとしきり泣いたところでスッキリして、

"こんな不安定な部分を持っている自分がきっと本来の姿なんだから、無理に意気込んで前向きに考えすぎないでおこう"

"再発・転移を予防できるように、日々の生活を改めて見直そう"

そんな風に自分の中に落とし込みました。

 

不安定なのも自分

前向きなのも自分

 

そんな人間らしい自分を受け入れられるようになると、もっともっと楽になるのかな〜。

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