家族で乗り越える癌
つい先日ね、友達から連絡があって、家族に癌が見つかったと…。
手術が終わって、これから抗がん剤。
本人も家族も、これから抗がん剤によって何が起こるのか、どんな状態になるのか、見えない不安に襲われてる。
そんな声を聞いて、抗がん剤投与直前に、例えようのない不安に飲み込まれていた4年前の自分を思い出しました。
全てが人生初の不安。
先が見えない不安。
変わり果てた容姿になる不安。
ツライ副作用への不安。
仕事の不安。
命の不安。
もう挙げたらキリがないです。
でも、それは支える家族も同じ。
本人と同じくらい、不安を感じて、どうにか光を探して、大切な家族のために何か出来ないか常に悩んでいます。
本人の想い。家族の想い。
私は正直、これまで自分が経験してきたことしか分からない。
でも、わずかながら「経験した」という事実があります。
なので、自分のでき得ることは何でも協力したい!
そう思って、友達にお手紙を書きました。
・抗がん剤中にあって助かったもの
・脱毛中のお助けアイテムについて
・治療中の食事について
・家族にどう接してもらったら嬉しかったか
などなど。
伝えたいことがたくさんで、気付けば便せん10枚になってました(;'∀')!
私は治療が落ち着いてから、母と「実はあの頃ね…」と、闘病中のハナシをすることがあるんだけど、闘病を支える側・支えられる側で、それぞれの想いがあります。
互いの根底にあるのは、
家族は大切だね
ってこと。
どんな手段を使ってでも支えたい家族と、極力迷惑をかけたくないと思う本人。
お互い大切がゆえに、すれ違ってしまうこともある。
でもそんな時は、互いにこんな風に接したら楽だった!
こんな解決策があったよ!
そんな母との後日談も踏まえ、少しお手紙で伝えてみたの。
今だから分かる家族のありがたさ
連絡をくれた友達はね、家族が癌だと分かってから、
本を買って読みあさったり
代替療法についてひたすら調べたり
食事療法について聞いて回ったり
小さい子どもを抱えながら、とにかくバタバタしてたんだって。
そう言われれば、私の乳がんが分かった時も、自宅に乳がん関係の本がたくさん届いていたなと思い出しました。
いまだに私には言わないけれど、当時、母も自分自身がめちゃくちゃ不安な中で、どうにか娘にしてやれることはないかと、試行錯誤してくれてたんだなと…。
今になって、また家族のありがたさを痛感しました(/_;)♡
笑顔が戻る瞬間
ハナシがそれちゃったぞ( ゚Д゚)!
そうそう。
そのお友達のママにはね、かつて私が脱毛中にリピ買いしまくってた「タンドレのインナーキャップ」をプレゼントしました♡
コレコレ!!
過去の記事でも、このインナーキャップについて詳しく書いてたみたい。
オーガニックコットンだから、抗がん剤で柔らかく敏感になった頭にかぶっても、全然痛くない♡
これを手にしたご家族の方が、
「こんなのあるんだーーー♪」
と、笑顔になってくれたと後から聞いて、それだけでもう嬉しい限り!!
癌になった部位やステージ、年齢は違えど、脱毛後の頭に関しては共通点も多いからね。
少しでもお役に立てて良かった。
癌患者は一人じゃない。
家族も一人じゃない。
みんなで助け合いながら乗り越えていけたらいいね。