元乳がん妊婦|大騒動の血糖値検査(後編)
前回の「元乳がん妊婦|大騒動の血糖値検査(前編)」のレポートの続きです。
思わぬ(勝手な)誤算で恐怖の採血になったのですが…。
なんとその流れで、いきなり分娩室に寝っ転がるという経験をする羽目に( ゚Д゚)!
ベテラン看護師さん現る!
人生初の分娩室に、若干ワクワクと高揚感と嬉しさを感じていた私(*'▽')♡
その反面、全く採血できない患者を目の前に焦りを感じる看護師さん。
そこには妙な空気感のギャップがあったよね(苦笑)すんません。
分娩ベッドに寝転がると、そこに現れたベテラン風看護師さん!!(でもまだお若い!)
看「ちょっと血管を確認してみますね」
と、両腕の血管をくまなくチェックする。
看「おぉ~。確かに細いねぇ。これ3回刺すのは負担が大きいでしょ!点滴のルート取って、針刺しっぱなしにしよう!」
救世主やぁぁぁぁ( ;∀;)♡
その手があったか!
点滴のルートを取って、血が固まらないように生理食塩水を流したら、1回の針刺しで済む。賢い。天才。神!
ってことで血管を探す
でも、その1回目の血管が見つからないんだよってハナシなんだけどw
そこでいつものように、ややドヤ顔で肘と手の甲の血管を指定してみました。「ここなら取りやすいですよ!」と。
すると、なるほどな返答が。
看「こんなにルートが取りにくい血管って珍しいから、一応、分娩時のことも想定して血管を探してみますね。ってことは、肘と手の甲からは点滴ができないの。だって、産む時にうーーーん!って踏ん張るでしょ?」
つまりこういうこと。
分娩中はベッドのバーを持ってウンウン踏ん張るよね。
その時に、関節部分の肘や、力の入る手の甲に点滴の針を刺してしまうと…暴れた時にぶっ刺さって大変なことになる( ゚Д゚)!
だから、前腕部分で点滴のルートを取るのが理想的とこのと。なるほど。
前腕部分と言えば、一番血管が出にくいとろこだな。うん(゜-゜)
いよいよベテラン看護師の採血!
看「よしっ!前腕でココからならいけそう!採血しますよ~。」
私「はいっ。お願いします!」
看「私は失敗しない。私ならできる!絶対に成功するぞ~。」
ベテラン看護師さんの鬼気迫る気合いに、思わずその場にいた全員が爆笑www
どれだけ困らせる血管なんだよ( ;∀;)
結果は…
2回目の挑戦、失敗~~~(泣)
ホントすんません。
結局3回目で成功したけれど、ルートを取るのにかかった時間は丸っと1時間。長げぇ…(;'∀')
まさかの副院長の出現
どうにかこうにか血糖値検査が終わろうとしたその時、分娩室に一人の男性が。
名札には『副院長』と書いてある。
えっ。
ナニゴトですか( ゚Д゚)?
副院長「血管取りにくいみたいだねぇ。ちょっと見せてね。」
あっ。もう副院長先生にまでご報告が!?
副院長「本当に血管細いね!」
看「はい…。」
副院長「MIYUKIさん。分娩の時は点滴をしなきゃいけないことがあるんだけど、"もしも"の時にルートを取るのに1時間もかかってしまったら、母子の命に関わることもあるかもしれない。もしかしたら県内の大きな病院で出産してもらうことになるかもしれない。次回の診察の時に大学病院の先生が来るから、一緒に相談してみようね。」
へっっ( ゚Д゚)???
いきなり不安に…!
母子の命に関わる?
大学病院で出産かも??
全く予想していなかった医師の言葉に、ポカーーンよ。
さっきまで爆笑してたのに。
きっと高齢出産だし、乳がんの既往もあるし、何が起こるか分からないから個人病院では対応しきれないかもってことなんだろうけどさ…。”母子の命”とか言われたら恐いやんかぁ( ;∀;)
大学病院に行ったからって採血しやすくなるわけじゃないから、きっとその"もしも"が起きた時に迅速に対応できる場所へ…ってことでしょ(恐っっ)
今の産婦人科に決めた理由は、
・自宅から近い
・すこぶる評判がいい
・とにかく綺麗
・ホスピタリティ最高
だから。
ちょっと高いけれど、一生に何度もない出産だろうからちょびっと優雅に~♡
なんて思っていたけれど、そうもいかないかもしれないな(;'∀')
んま、一番大切なのはお腹の赤ちゃんが無事に元気に産まれてくれること。
次回の診察のときに、いろいろと相談してみよう!
ってことで、サクッと終わるはずだった血糖値検査の大騒動話でした~。
最後までお付き合いいただいた方々、ありがとうございました♡