新婚33歳。乳がんなんて聞いてないよ!

31歳で乳がんになり、33歳で結婚。不妊治療や副作用対策、美容のことなど、自由にそして赤裸々に更新中!

6〜9ヶ月 乳がん治療日記 全摘+エキスパンダー挿入

『頑張ってくるね!』の言葉

gazou




今日から6月!

そろそろ手術が近付いてきました。

 

長い治療が続く中、いつの頃からか

『頑張ってくるね!』

って言わなくなりました。

 

初めて患者として長期入院や長期治療を経験する中で、なんだか気持ちが変わってきたんです。

 

全摘手術で3週間入院してたとき、

しっかり的確な手術を頑張ってくれたのは主治医

そのサポートを頑張ってくれたのは麻酔科などの先生

毎日のケアを頑張ってくれたのは看護師さんたち

そして何より、日々の心の支えになってくれたのは家族。

 

 

入院生活と言っても、

上げ膳据え膳でご飯は出てくるし、

部屋で待ってたら看護師さんが処置に来てくれるし、

なんなら清拭タオルまで持って来てくれるし。

 

 

私は別に頑張ってなーーーーい∑(゚Д゚)

 

 

とは言え、医療関係者の方々はお仕事だから、責任を持ってそのお仕事をしてくれているのは分かります。

 

でも家族は???

 

急に娘が乳がん患者になって、戸惑いながらも必死で支えてくれた母。

遠くに住んでるのに、わざわざ駆けつけてくれた兄たち。

 

たぶん、どう声をかけていいか、どう支えたらいいか、どう関わればいいか、いーーーっぱい葛藤があったと思います。

 

がん患者になった当事者の私は、その事実から逃げられないから腹をくくるしかない。

 

痛くてもきつくても、耐え忍ぶだけ。

 

そう言った意味では、一番近くにいる家族の方が、たくさんたくさん思い悩んだと思います。

 

見えないところで、泣いていたかもしれません。

 

せめて私の前では元気な姿でいないといけない!と無理していたかもしれません。

 

 

なんか私が頑張ってるんじゃないな~。

 

 

そう思ってから、治療に行くときに『頑張ってくるね!』ではなく、

『いってきまーす!』って言うようになりました。

 

いつの間にか。

 

なので、明日のハーセプチンも「いってきます」

来週の手術も「いってきます」

医療のプロたちの頑張りと、家族の優しさを受け取りに「いってきます」ヽ(゚◇゚ )ノ

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